◆9番(
高田卓司君) 〔
登壇〕 今までね、道路とか
公共用地を
確保してはと、道路を造るにも土地が要りますのでいう話が出たら、いつもお金がないお金がないと言いますね。でもね、やらなきゃいけないものはやらなきゃいけないんです。で、
駐車場についても建物がある限り、この裏に
フロイデがあるし、役場の
イベントも役場の前の
駐車場を使って行います。そういうときにね、マックスで考えなきゃいけないんですよ。どこの役所でもそうでしょう。ふだん使わないから
確保してるんじゃないでしょ。ふだん使わないときはそら空いていますよ。だけど、じゃあせっかく大金を使って
フロイデ造って、あれを使うときにはどうするんですか。で、あそこを
確保しても、今数百台
確保しても十分間に合わないんですよ。だけど、少なくとも200台ぐらいはこの際
確保しなきゃいかんと、こう思うんです。 で、お金がないない言いますけど、この後出てますが、じゃあ
基金に何で積むんですか。お金がないんじゃないでしょう。ねえ。
予算が余ったから積むんでしょう。だったら、もっと有効に総合的に考えたらどうなんです。土地については、もう一旦処分したら二度と手に入らないんですよ。
業者は住宅を建って売るんでしょう。もう絶対にどうもならない。ねえ。せっかくいいところがそういう機会があって、で、その中に
町有地があって、町が協力しなければ
業者もできないんでしょう。そういうときに
業者と相談して、全部でなくてもそのうち幾らかでも将来的に町として有効に使えるところ
確保したらどうですか。今ある中ではあそこが一番有効なところです。ほかのところは、そりゃまあ幾らか私も言いましたが、ほかのとこよりあそこが一番有効なとこなんです。で、私も
一般質問のときにも言いましたが、もう
業者が必ず入るから、それまでにということを言ってたのが、今回そういうことで
業者が入ったんですけれど、もう考える余地はないですかね。
○
議長(
岡村咲津紀君)
加藤町長。
◎
町長(
加藤泰久君) 〔
登壇〕
高田議員の
町役場、また
フロイデ等、また
中学校もありますね。そういうふうな形で
駐車場をしっかり
確保するべきだというふうなご意見、以前からいただいておりました。ありがとうございます。 今回ですね、今回、土地の取得について
予算を提案さしていただいているところについてはですね、やはり
高田議員がおっしゃられるように、非常に
里庄町の
中央部分であって、利用の価値が高いということで、
開発業者もですね、そういうふうなところで着目されたんだと思います。
里庄町全体のですね、町の魅力というか、いろいろなところで
開発が進んでいるというのも事実でございますので、町のほうとしてはそういうふうな
民間開発がですね、進んでですね、要するに宅地ができれば人が来る、
定住促進にもなるし、さらに
固定資産税も入ってくる、ある意味そういうふうな
財源の
確保にもやっぱり資するという部分があります。そういうふうなところで、今回ですね、民間の
開発業者から相談があったときに、だとすれば、町としては今、今回提案しているところを
確保すると同時に、幾らか
民間業者の方とも話をしながら、50台から80台っていうのは、そういうふうな部分があるんです。そういうふうな、先ほど
総務課長が申しましたが、町のほうとしても、
業者さんがやっぱり
開発する中で
採算ベースもあるんだと思うんですよ。そういうふうなところで、じゃあ町がどこまで土地を取得して
駐車場にするか、
そこら辺はこれからの話合いになってこようかと思うんですけれども、そういうふうな
バランスも取っていかなければならないし、税収の
確保もしていかなければならない。さらにですね、
駐車場はこれからも
役場周辺でですね、いいところがあればですね、
確保してまいりたいと、このように考えております。今回の件につきましては、今申し上げたような
定住促進と、それから税源の
確保、そういうふうな意味合いもあります。 以上でございます。
○
議長(
岡村咲津紀君) 9番
高田卓司君。
◆9番(
高田卓司君) 〔
登壇〕
財源の
確保もあると言われますが、
財源の
確保はほかの方法で考えりゃあいいことなんで、町が必要なものはね、チャンスというものがあるんです。そのときに
確保しなければ土地はもう二度と生まれないんで、もうよく考えてもらいたい。考え方はもう大体今分かったんで、この場ではもうこれで終わります。 そして、次に
積立金なんですが、
積立金は前年度の
予算が残ったからその分を積み立てるということであります。
予算というのは、収支が
プラ・マイ・ゼロになっておるんです。要するに、今年はこれだけ収入がある、その中で何をするかということでずうっとこう振り分けをして、
皆さんどの課もじゃあこれだけやりたいということで
予算を取って、収支ゼロでいっとるんです。だから、
決算のときは
プラ・マイ・ゼロになるのが理想的なんですけれど、なかなかそうはいかないから幾らかは残ります。しかし、うちの場合は、いっつも2億、3億、4億、こういうお金が毎年
予算を組んでる中でも残ってきています。ということは、やることをやらないで残してきたということになります。特に必要な課は幾らもありますよ。ねえ。
建設課なんかは、
生活道路を直してくださいと言ってもお金がないから直らないといっつも言うんです。分館からの要望、
修繕箇所も出ても、いっつもお金がないからできません、これだけ
積立てができるのなら、もっとそういうのをやるべきじゃないですか。
町長はね、どうも見てると、自分の代になって減ってきた
基金をこれだけ積んだんだというのが見せたいと、だからしっかり残して積もうとしているとしか思えないんです。それよりは、
予算を組んだものは町民の福祉のため、利便のためにもっと使って、ねえ、それで残ったのならいいですけれど、どうも見てる限り数字を残したいというふうにしか思えないんですが、どうでしょうか。少し考えを変えてほしいと思います。
○
議長(
岡村咲津紀君)
加藤町長。
◎
町長(
加藤泰久君) 〔
登壇〕
高田議員の、しっかり
事業をやるべきではないかというふうなご意見いただきました。住民のね、
生活基盤の整備であるとか、それから
住民福祉の向上に努めるというのが町の使命でございますので、当然そういうふうな考えもあろうかと思います。 一方で、今までですね、
基金がこれだけ減ってきているのにどうするんだというふうなご指摘もいただいてまいりました。それから、平成30年の
豪雨災害があったときにですね、
激甚災害の指定を受けたところもありますけれども、一般
財源の持ち出しでどうしても
災害対応しないといけない部分もあるということで、
財政調整基金についてはできるだけ頑張って
積立てをしていきたいというふうなことも議員の
皆さんに説明をさしてきていただいたところでございます。できることはね、私も一生懸命頑張ってやりたいと思っていますし、職員も一生懸命
事業に取り組んでいただいていると思います。
予算ですから、
歳入歳出をイコールにするのはそれも当然のことであってですね、歳入についてはできるだけ入ってくる
財源を
確保するために努力する、歳出についてはできるだけこう抑制をしながら
事業を遂行していく、これが基本的な考えで、その差額が
決算剰余金として残るわけでございます。その
決算剰余金をですね、将来に向けてどのように積み立てていくかというのが
基金の配分というふうなことになりますので、私としてはですね、現時点ではこれから
決算の
質疑に入っていくとは思うんですけれども、そういった中でまた説明をさしていただけたらと思います。 職員はですね、本当に
コロナの、いろいろな
事業をする、そういうふうな中で、通常の業務もですね、一生懸命取り組んでくれたと考えています。そういった
コロナ事業等もあってですね、通常なら
一般会計でやらなければいけない
事業もできたというふうなところもあります。いろいろな理由が重なってですね、
決算剰余金が今年度はこれだけ出たというふうな、結果論でございますけれども、しっかりこれからもですね、
財源の
確保と、それから適切な
事業執行、そういったことに取り組んでまいりたいと、このように考えております。 以上でございます。
○
議長(
岡村咲津紀君) 9番
高田卓司君。
◆9番(
高田卓司君) 〔
登壇〕 今
町長言われたのは、基本的な考え、それは分かります。
基金も幾らかないと、
災害時どうもこうも首が回らないというのはあります。で、減ってきた
基金が、積んできたおかげで財調も10億超えてるし、もうそろそろそのぐらいあれば緊急時には何とかなるんじゃないか、
開発基金もここで3億ぐらいになるんですかね。だから、そこそこ
基金も考えを変えて、
住民福祉のために使っていただいたほうがいいんではないんかなと思うんで、少し、いつまでも
財政調整基金も積んで積んでという必要もないと思うんです。大体必要以上に積むこともないと思うんで、
町長としたらこんだけ
財政調整基金がうちは積んであるというのはね、言いたいのかも分からないですけれども、10億超えたら十分でもないかも分からないですけど、
安全運転ができるんではないかと思われるんで、
そこらを考えて、今後
住民福祉のために、特に
生活道路等は考えてほしいと思います。
生活道路をやらなきゃいかんということは、もうずっと以前から言いながらなかなか進んでない。連日、
救急車が入らないところもまだまだいっぱいあるんで、もうそろそろ
積立てをするほど残さずに、そういうふうにしていただきたいと思いますが、今後どう考えられるか、一言聞きたいです。 それから、
財源の
確保については、住宅で
確保するよりは
企業誘致をもうちょっと本気で考えて、企業が来やすいような体制を取るのが一番いいんじゃないかと思うんです。
企業誘致の場合は収入があるけれど、出ていくもんが非常に少ないんで、
そこらも考えてちょっと考えを変えてほしいと思います。
町長の考えをもう一言お願いします。
○
議長(
岡村咲津紀君)
加藤町長。
◎
町長(
加藤泰久君) 〔
登壇〕 はい。
基金をどれぐらい持つのが適正なのかというふうなところでございますけれども、結局は
基金というのは、国からの
交付金もありますし、それから
皆さんのいただいた税金がそういった形で残っていくというふうなことになります。で、
高田議員おっしゃられるように、
基金へ積み増すことが正解ではなくて、やはり適切に
住民サービスにつなげていくっていうのが、やはり一番大切なところであります。ただ、今後将来的にですね、税収がどうなってくるのかとか、国の財政がどうなって、国からきちっとお金が入ってくるのが、これまだ今非常に不透明な部分があります。いろいろなこと、社会的な環境とか、そういうふうなものもある中で、やはりある一定のものは
確保していく必要があるのかなというふうなことを考えております。 で、
開発基金については、
開発基金のほうから
下水道事業会計のほうにもお金出していますけれども、そういうふうな他
会計への繰り出しがやっぱり必要になってくる。それから、
減債基金、起債の償還に充てる
基金ですね、それもやはりある程度こう積み立てておかないと、一時的にそういうふうなものがどかっと出てくる
可能性も、一般
財源を使うわけにはいかないので、計画的に積み立てておく必要があろうかと思います。 また、
教育施設整備改修基金については、ほかの議員さんからもご指摘があったように、施設の改修、そういったものにもこれから取り組んでいかなければならないので、そういうふうな
財源として
確保しておく必要があります。 それから、
財政調整基金については、まあまあ積み立ててこれたかなあというふうな気はしておりますが、やはりいざというときのためには、絶対安心というふうな額はなかなか
確保できないところかなあというふうなところがあります。その年度年度でですね、どういうふうな事態が発生するか分かりませんけれども、中・長期的にはですね、そういうふうな
財源を有効に活用しながら、住民の福祉サービスであるとか、
高田議員おっしゃられたようにですね、町道の整備、今は当然充てていく必要があろうかと、このように考えております。また、
予算を提出する際にはですね、しっかり説明をさしていただきますので、そのときにはご審議いただけたらと思います。よろしくどうぞお願いします。
○
議長(
岡村咲津紀君) 9番
高田卓司君。
◆9番(
高田卓司君) 〔
登壇〕
町長の言うことも分かるんですが、そろそろ
基金も、反対とはいかないまでもね、そろそろ何とかいける状態になってるんじゃないかなと思います。そして、国、県、そして各自治体ももうどっこも厳しい時代ですから、もうこれで安泰という状態にはならないと思うんでね、その辺は
町長以下、職員さんはプロなんで、よく考えてやってほしいと思います。また、あと細かいところは委員会のほうでお尋ねします。 以上で終わります。
○
議長(
岡村咲津紀君) ほかに
質疑はございませんか。 6番仁科英麿君。
◆6番(仁科英麿君) 〔
登壇〕 6番仁科英麿です。 二、三点、伺わせていただきたいと思います。 1つは、今
基金の
積立てのことがありましたので、そこについてもう少し敷衍して伺わしていただきたいんで、今回3年度の
決算見ますと、
一般会計全体では26億5,000万円になってますね。で、今度3億5,000万を超えてますから、
基金が30億を超えると。
町長がスタートした頃にはもう20億を切りそうになってるから、もうこれは頑張らなきゃいけないということで、財政を相当切り詰めたと思います。で、非常にいい状態に今なったなあって。これ、
決算なりこの
基金の状況を見ると、非常にいい状態だなあと思ってはいるんですが、さっきのようなことで、もう少し積極行政運営のほうに回したらどうかなという気もいたします。
財政調整基金は、法定で
決算残の2分の1はこれは積み立てなきゃいけないと。さっきおっしゃられたように、
減債基金どこまでいくかっていうのは、これはルール的に計算されとるのかどうかちょっと分かりませんが、それは多いほうがいい。それから、教育
基金も
開発基金も多いほうがいいということは確かに言えるんで、考え方については今分かったんで、私も質問しようと思いましたが、そんなとこかなと思ってます。ちょっと個別に考えてみてですね、こういうことがいろいろあるなと思うんで、思いついたんで言うんですが、すぐこれを今、補正、修正しようという意味ではありませんが、どういう感じであるか伺いたいと思います。 まず一つは、昨日いい質問がありました。
中学校のね、トイレ改修。特に武道館の後ろ、あれ使ってないと私知らなかったんですけど、それはもう大至急改修してやったらいいじゃないかと。それから、
駐車場が足りないね、遠くが結構いろいろ職員使ってますけども、やっぱり近いとこでないと職員の能率も悪いですよね、職務能率が。それから、何かの行事のときは常に中学を使ってるけど、こっちだって立体
駐車場にならんのかなと私は常にそう思ってるんですけどね。そんなことも考えていかなきゃいけない。 ちょっとあれこれ並べますよ、思いついたこと。 東小学校の前に土地が売りに出てますよね。今どうなってるかちょっと分からんのですけど、火事がありました。あの後、あそこが売りに出てると。運動場に接してますから、それを広げることもいいんじゃないかな。とにかく隣の土地は女房を質に出してでも買えということわざもありますけれども、買っとけばいろんなことに使えるんじゃないかなという気がいたします。 それから、下水道
事業ですね。これは、あと60年かかりますよとか、40年かかりますよと言いますが、これはやっぱり早くやったほうがいい。で、金山については、一部事務組合でやりますということ、負担しますということになったんですが、どうも
事業量全体として、それもひっくるめて考えてるから、ほかのとこはかえって遅れているような状況になってると思うんですが、そういうところをまた促進していく。 それから、
生活道路、これもいろんな要望が次々出てますよね。これをやる、それから小水路ね、水路でやっぱりこう崩れてる何かがあって、水路の管理のときにね、あ、ここ直してもらいたいなというようなところが時々見つかるんですが、ほかにもいろいろあるんじゃないかと思うんです、そういうところ。 それから、大きなことは
里庄駅のことですね。シンプル化に対応するに、町がどれだけお金を使うか、それからさらに、私は駅前
開発のことですけども、
そこら辺ももっとお金を使ってやっていかなきゃいけないんじゃないのかな。お金がないお金がないということで、各課も新しいアイデアもあまり出しにくい状況になってるんじゃないかと思うんですね。いろんな課題を考えながらもう少し積極に転換していったらどうかと思うんですが、お考えを聞かせていただいたらと思います。
○
議長(
岡村咲津紀君)
加藤町長。
◎
町長(
加藤泰久君) 〔
登壇〕 仁科議員のただいまの
質疑が、今回の補正のどの部分になるのかがちょっと私分からないんですけれども、要するに
基金をこれだけ積むんだったらこういうふうな
事業に充てたらどうかっていうふうなことをおっしゃられたいんですか。はい。いろいろな考え方があろうかと思いますけれども、
駐車場の
確保であったり、それから下水道
事業、それから時々要望が出てくる小水路ですね、青線等の整備ですね。それから、駅のバリアフリー化、それから駅前
開発したらどうかと、多岐にわたってご提案というか意見をいただきましたが、これらのこと、大切なことだと思います。全体のね、
事業の
バランスを見ながら、やっぱり緊急性と重要性を鑑みて、しっかり順位をつけてですね、限られた
財源でございますので、将来につながる投資にも
予算配分していかないといけませんので、そういうふうなことに今後
基金のほうも活用できたらと思っております。 以上でございます。
○
議長(
岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。
◆6番(仁科英麿君) 〔
登壇〕 どうせお金がないんだから、もう初めから検討しないということじゃなくて、私は思ってることは、担当がですね、どんどん考えてもう
予算要求はどんと出していく中でこう査定をしていくと。で、
基金どれだけ残し、支出にどれだけ回すかっていうぐらいの、もう元気のある町政にしていただきたいという意味であります。 それから、次の質問ですけども、12ページ、これは国保
会計との関係ですが、中ほどの国民健康保険繰出金、財政安定化支援
事業繰出金が71万2,000円減額になっています。で、この説明で、これは交付税の確定に伴うものという説明でしたけど、それはそうじゃない。確かに交付税は確定しましたけど、交付税確定の中でこの数字が出てくるわけではないので。 で、まず1回目として伺いたいことは、この項目の1回目ですよ。法定繰入れだから、もう自動的にこういう数字が出るんだという感じの説明を今まで繰り返されてるんですけれども、法定繰入れは保険基盤安定繰出金、国や県の補助金の裏負担分が法定であって、その分は交付税にちゃんと入って、それで繰入れをしていると。あとの出産育児事務費繰出金、それから特に財政安定化支援
事業繰出金ですね、これは
財政状況を見ながら任意にということになっているはずですけれども、そのところ、
町長、もう一回きちっと答弁をお願いしたいと思います。
○
議長(
岡村咲津紀君)
加藤町長。
◎
町長(
加藤泰久君) 〔
登壇〕 仁科議員さんがおっしゃられるように、法定繰り出し、法定繰入れ、それから交付税措置されている出産育児一時金であるとか、事務費繰出金とか財政安定化支援
事業繰出金、これらについては
一般会計から国保
会計のほうに繰り出しをしているというふうな状況でございます。私としてはですね、法定繰り出しと、それから交付税に算入されている、そういったものについては特別
会計のほうに繰り出すというふうのが基本的な考えであろうかと思っておりますので、現在までこうしてきております。 以上でございます。
○
議長(
岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。
◆6番(仁科英麿君) 〔
登壇〕 で、今回減額にしようとしてる財政安定化支援
事業繰出金、これ71万2,000円だけの減額になってるんですけれども、さっきの法定繰入れ、繰り出し以外の部分については、これは地方団体の判断で、ですが事務費については、それは当然ですね、行政が持つべきでしょう。これは交付税上回ってでも必要なものは、それは確かに繰り入れたらいいと。それから、出産育児一時金も、それは必要があれば繰入れしなきゃいけないでしょう。それは何人出産するか分かりませんから、交付税上回るかもしらんし、下回るかもしれませんが、下回ったからといって交付税をもう取り上げますってことありませんから、交付税ですからそれはそれで来ると。そこは実額でしょうと。それで、財政安定化支援
事業繰出金は、これは国の通達、交付税の考え方としては、保険料の安易な引下げにつながるような繰入れはしないようにと、全体としてですね。安定して保険財政が運営できるようにこれだけ算入するんですが、そこをよく考えながら繰入額を決めてくださいねということになっています。で、
里庄町は国保税は非常に安いというのは、それはいいことなんですけどね、でも岡山県でも一、二を争うほど低いという状態になってるんで、やっぱりそこもいろんな
バランス考えながらですね、やっていただきたい。 で、この財政安定化支援
事業繰出金は、当初
予算で1,190万7,000円組んでいます。これは今回交付税決定額から見たら、それよりはちょっと下回ってますけど、だけど3年度の国保
会計の
決算額で二千何百万円か余ったと。で、だから繰入れを減らしたり
基金の取崩しを予定したけども、それも減らすというような格好でこの数字が出ているんですが、私は国保
会計については、
決算のとき言おうかと思ったんですが、もう3億5,000万を超えている、それがまた増えてしまってるというような状況から見たら、これはもう少し、5,000万円ほど繰入れ、減額を考えてますけど、それをまた減額戻しをするんじゃなくてですね、それは当初
予算のままに置いて、こっちの
一般会計からの繰入れを減らしたらいいんじゃないかと。だから、ここの71万2,000円減額じゃなくて、これを232万5,000円に計算するとなるんですがね、こちらの繰入れを減らすことによって、
一般会計の
財源を
確保していくというふうにしたらどうかと思うんで、それをお答えをお願いしたいと思います。
○
議長(
岡村咲津紀君)
加藤町長。
◎
町長(
加藤泰久君) 〔
登壇〕 仁科議員がおっしゃられる考え方も確かにあろうかと思います。私としては、国保税率を
令和4年度単年で下げさしていただいた
財源というのは、毎年、
令和3年度ベースで申しますと約1億5,000万、国保税収があります。で、結局今までのその積み上がりのほとんどっていうのは、国保税の残ってきた部分が多いのかなというふうなところで、先ほど仁科議員おっしゃられた財政安定化支援
事業の繰出金、一千数百万の部分は交付税算入されている部分なので、それは国保
会計のほうに繰り出すのが当然で、積み上がった分を少しでも税額を下げてですね、国保税の負担感を和らげるっていうのがやはり必要になってきたのではないかなというふうな考えで、議員の
皆さんに説明をしてご理解をいただいたと、このように考えております。 で、確かに国保
会計の
基金がたくさんあるんだから、
一般会計からの繰り出しを抑えて、一般
財源のほうとして残して町民全体の
事業に充てたらどうかというふうな考え、確かにあります。しかしながら、一方でですね、交付税に算入されているものを使わずにして、国保税を使うっていうふうな考え方がどうなのかなっていうふうなことも実際に感じているわけでございます。どういった考え方が正しいのか、必要なのかというふうなことはしっかり精査してですね、いずれにしても国保
会計が安定的に運営されなければいけない、そういうことを大前提に、これからも取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。
○
議長(
岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。
◆6番(仁科英麿君) 〔
登壇〕 トータルで言うと、今年度当初
予算ですが、繰り出し額が8,000万円と、国保税が1億何千万ですが、繰り出し額が8,000万で交付税をオーバーして500万繰り出しをしているという、マクロで見るとそういう数字ですよね。だから、オーバーしているんですから、だから、それはオーバーしなくてもいいじゃないかということです、早い話。 それで、国保税と
一般会計、一般
財源との関係ですが、一応特別
会計ですし、国保税、国保は国保と、基本はですね。だけど、そこ、負担区分がやっぱりあると思うんです。行政で賄うものは、それは行政で繰り出してでも見るべきだと。それから、これが成り立たないものについてですね、それは繰入れをしてでも、
一般会計から繰入れしてでもやっていかなきゃいけないと。だけど、この事務費は当然全額繰り出します、交付税以上にですね。で、安定化資金は交付税どおり繰り出しますといった、トータルで繰り出しが多くなってるわけですけど、それでここに
基金が非常にたまっていってるという場合にね、そういうことじゃなくてトータルで見なさいよ、だからこの安定化支援資金については、これ丸々繰り出ししないように全体を見ながらですね、上手に運営しなさいよと。でも、運営できなきゃ困るんですから交付税に入れますというのが考え方だと思うんです。そう考えていただいてですね、できるだけそこはシビアに繰り出しを考えていくと。
一般会計も、さっきから言いますように、お金がないお金がないの連続で今まで来てる、実際そうですからね。だけど、こういうとこで少しでも、こっちにはもう物すごくたまってるんですよと。さっき30億円と言った中には入ってないですよね。これは普通
会計に入ってないから。 それから、普通
会計に入ってないものの中の
基金で、里見川荘の7億幾らがあります。あれはもう当然入れるべきじゃないですよね。今後里見川荘建て替えなきゃいけない、ためていかなきゃいけないでしょうから、そういうようなものだと思うんですけれども、この国保に関する限りはね、そんなにたくさんためる必要はないと思うんですけれども。ですから、もう今回金額小さいんですよ。71万2,000円じゃなくて、それを232万5,000円のマイナスにしなさいと、それだけ、あと百何十万円かね、130万円かぐらいの繰り出しが多過ぎんじゃないですかという質問なんですけどもね。当初
予算を前提にするからそういう程度の質問になるんですが、ぜひお考えいただきたいし、今後ですね、来年度以降の
予算査定においてぜひ頭に入れて査定をいただきたいと思うんですが、どうでしょうか。
○
議長(
岡村咲津紀君)
加藤町長。
◎
町長(
加藤泰久君) 〔
登壇〕 仁科議員の考え方はですね、承りました。 以上でございます。
○
議長(
岡村咲津紀君) ほかに
質疑はございませんか。 10番平野敏弘君。
◆10番(平野敏弘君) 〔
登壇〕
質疑をしょうかすまあか思よったんじゃけえど、高田君が
質疑をして、私も
町有地を買えるときは思い切って、財政がどうじゃあこうじゃ言わずに買うときゃ、買うときゃ使えるんじゃけん、何でも。へえで、後からもう建物が建ったらどがんもならん。私はな、大内
町長の折に、仁科会館の生家があろう、仁科会館。あっこの上が
開発で、もう不動産屋が売るいうて、不動産いうて売りたいいうてニュースが入ったんじゃ。ほんで、平野さん、ちょっと来ねえ言うけん、行ったんじゃ、浜中へ。ほしたら、あっこの上を売るけん、今あっこを全部買うときゃ、仁科会館で何か行事を行う
駐車場にしてもええし、また物を建てることがあっても使えるけん、へじゃけん、もうついでに、大きな土地じゃないんじゃけん、ついでに買いねえ言うて、それで、大内
町長に言うたんじゃ。ほしたら、大内
町長がそれはもう買います言うけん全部買うたんか思うたら、ここの今言ようるんと一緒で、切って買うとんじゃもん。へえで、奥のこっちは皆残っとんじゃ。ほしたら、そこへもうすぐ不動産屋が家を建った、もう何もできん。ほしたら、古山の泰生君がその折おったんじゃ。へえで、もう何で買わんのんかな言うけん、そら知らないいうて、わしゃ何遍も買え言うたんじゃけど、ちいとしか買わん。今日のこの話を聞きょうたら、役場の前のこれが、もう住宅になるんがほとんどなんじゃな、半分以上が。へえで、買えるとこがありゃあ、少しでも広うに買うたらどうか思うんじゃ。というのが、
駐車場は本当にもう今、職員もかわいそうなんじゃ。雨が降っても遠くのほうへ止めに行きょうる。へえで、いろんなとこへ止めよるけんな。ほじゃけん、こういうとこをまとめて買えるんなら、買えばそこへ入れて、今駐車、車止めよるとこも利用価値がありゃあ、それまた使える思うんじゃ。 お金のことばあ言うけえど、金はそれは使わにゃ入ってこんのんじゃ。というのが、なぜいうたら、
里庄町も、これ余分な話じゃけど、西ノ平へフジパンが来るいうて大体95%も決まっとったんじゃ。みんなフジパン来る、フジパン、雇用は300人、それももう大内
町長に言うたら、もうパアにしたんよ。へえで、わしが
町長を怒ったら、ほしたら、いや、あれはもう交通の便利が悪いけえ四国へ行くんじゃいうて。大うそじゃが、吉備中央へ来とるじゃねえかな。へえけん、そういうようなことを、行政も会社なんじゃけん、
加藤町長、会社なんじゃけん、これから見通しのええ、これからこうすりゃもうかる、こうすりゃ町政がようなるよりは、やはりお金を投資したり、そこの駆け引きはセールスマンなんじゃけん、トップがしっかりしてやってくれにゃ困るんじゃ。じゃけん、今高田君の話を聞きょうて、へえでこれは中藤のこの前の、入り口は町がこれ持っとるようになっとる。ほんなら、そこを少しでも、今
業者がどれぐれえ買うとんか分からんけえど、こっち譲ってもらえりゃそれを譲ってもろうて、
駐車場を少しでも広げたらどうか思うて質問しよんじゃ。じゃけん、そこの駆け引きはね、やっぱり赤木がどうじゃこうじゃ言うより、やっぱトップなんじゃけん、あんたがしっかりしてくれな困るで、ほんま、これから。 わしゃ、もういつも言よんじゃ、
加藤町長はどうですか言うけん、一般のもんが。いや、おとなしいです、頭の低い人ですないうて言うてくれる。だけどな、頭が低いておとなしい人じゃいけんのんじゃ。時には無理を言うてでも、町のためになる思うたら思い切ったことをやってもらいたい。やけん、住んどるもんが夢や希望が持てる、そういうふうな行政をつくってくれな困るんじゃ。じゃけん、その点を、赤木、悪いけどの、買えるとこは買うてくれ。2人相談してよう。のう。へえじゃけん、ああ、買うとってえかったないうて、ほかにも使えるんじゃけん。へえけん、買えるとこは買うて、もう
業者との契約しとるとこはその
業者の顔潰すいうわけにもいかんけん、もうこれしようがねえけどのう。最初の話じゃねえんじゃけん、これがもう
令和の4年の9月、今からじゃけんな、契約するんが。ほやけん、できりゃ買うて、すばらしいまちづくり、そういうもんを目指してやってもらいたい。そう思うて私はもう質問したんじゃ。ほんまはしとうなかったんぞ。へえじゃけど、やっぱり議員の
皆さんも町民の代表で出とんじゃけんの、あんたらも頑張ってみんなまとめての。ほじゃけん、行政のために頑張ってやるけえ、じゃけん、買えるとこはしっかり買うてもらいたい。それで終わります。
○
議長(
岡村咲津紀君) 答弁はどう、よろしいの。
加藤町長。
◎
町長(
加藤泰久君) 〔
登壇〕 平野議員がおっしゃられるようにね、町民の方が夢や希望が持てるまちづくり、頑張っていきたいと思います。 で、
駐車場用地の
確保についてはですね、これから
開発業者さんとのいろいろな話が持たれると思いますので、そういったところでお互いにね、こうどこまでっていうふうなことはあろうかと思いますが、しっかり
駐車場確保をしてほしいというふうな議員さんもおっしゃっていただいてますので、そういうふうなことを考えに置いてですね、話を進めさしていただけたらと思います。ただ、やっぱりあんまり無理無理なこともできませんのんで、
そこら辺はある一定のところで線を引く必要があろうかと思っております。 以上でございます。
○
議長(
岡村咲津紀君) 10番平野敏弘君。
◆10番(平野敏弘君) 〔
登壇〕 はい。今
町長が
駐車場しっかり
確保するいうて、
予算の面もある、
予算は無理をしてでもここでやっとかな男になれんのんじゃけん、よろしく頼みます。終わり。
○
議長(
岡村咲津紀君) ほかに
質疑はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
岡村咲津紀君)
質疑なしと認めます。 これをもって
質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 本案については、
会議規則第39条第1項の規定により
予算決算委員会に付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
岡村咲津紀君) 異議なしと認めます。よって、
議案第43号から
議案第50号までの8件につきましては、
予算決算委員会に付託することに決しました。 15分間の休憩をいたします。 午前10時29分 休憩 午前10時44分 再開
○
議長(
岡村咲津紀君) 休憩前に引き続き
会議を開きます。
日程第6、
議案第51
号令和3年度
里庄町
一般会計決算の認定についてから
議案第59
号令和3年度
里庄町
公共下水道事業会計剰余金の処分及び
決算の認定についてまでの9件を
一括議題といたします。 これより総括
質疑に入ります。 総括
質疑はございませんか。 6番仁科英麿君。
◆6番(仁科英麿君) 〔
登壇〕 6番仁科英麿です。
議案第51
号令和3年度
一般会計決算の認定についてと
議案第52
号令和3年度国民健康保険
決算の認定についての2つについて、まとめて総括的に質問さしていただきたいと思います。 で、今回の
決算書をざっと見る限り、詳しくはこれからですが、私は今回非常にきれいでいい
決算ができたなあというふうに感じております。私はこれまでずっと、この10年間、厳しい質問ばっかりしてきたんですけれども、事務局、
総務課長からは、時にはいい話をしてくれえという、いい
決算できてたらよかったねと言ってよというふうに言われてましたから言うんですけど、本当に今回はどこを見てもきれいだと、
決算数字を見るとですよ。もういろんな指標を見てますが、非常にきれいだし、収支も改善されている、もう本当にいいと思います。今まではなかなかいい話ができなかった。そういう状況に至ってなかったということですが、今回はまず感想としてはそういうふうに言わしていただきたいと思います。 というと、もうこれで全ていいのかということになるんですけど、ちょっと一言、気になるので言わせていただきたい。 さっきも既に質問してるんですけど、トータル的に見ましてですね、一つ、二つ言うんですが、1つ目として、7ページを見ていただきたいと思います。この
歳入歳出決算書ですね。 そういういい
決算になったんで、
積立金、中ほどですね、右側、歳出の中ほどの
積立金が5億6,200万円と、去年も大きな
積立てができております。これに対して、その下側に投資的経費ですけど、4億9,990万9,000円ということでね、
積立てを、やっぱり普通
会計ベースでトータルで見ても
積立てが多くて、投資的経費がそれを下回ってると。で、この投資的経費の内訳がその下ですが、
災害復旧費1億2,400万、これ池の改修などがありましたから大きく出てるんですが、それ引くと普通建設
事業3億7,541万2,000円、特に補助
事業が5,600万ということで非常に小さくなっています。で、なぜ
決算数字全体で見たら結局、だからいいんですけど、ちょっと
バランス的に消極的な行財政運営だったという結果がここに表れてると思うんですけど、いろいろ事情があったんだと思うんですが、どうしてそういうことになったのか伺わしていただきたいと思います。
○
議長(
岡村咲津紀君)
加藤町長。
◎
町長(
加藤泰久君) 〔
登壇〕 冒頭、いい
決算ができたというふうに言っていただきましてありがとうございました。職員一生懸命頑張ってくれた結果だと、このように受け止めております。 消極的と仁科議員おっしゃられましたけれども、全体的に見ると私は決してそういうことはないと思います。と申しますのが、これは
決算全体に言えることなんですけれども、過去の
決算、
一般会計の
決算総額と比べてみると、例えば平成29年の
一般会計の
決算総額がですね、44億5,000万、平成30年が44億1,000万、
令和元年が44億1,000万、
令和2年が66億2,000万、
令和3年が58億2,000万、これはですね、
コロナの関係が大きく入ってきてます。通常よりですね、
令和2年度で見ると24億も増えている。
令和3年度で見ると14億も増えている。こういうふうな、それだけ大きい額をですね、
事業として執行してきている、そういうふうなことが背景としてあります。やはりそういった
事業を執行する上で、職員は非常に頑張ってくれたと思っています。各
決算書の主要施策の概要を見ていただくと分かりますように、
コロナ関係の項目が非常に多く載っている。そういった国からの
交付金を受けて、当然ワクチンの接種もやっていかなければならない、さらに住民の生命の安全・安心を守るための
事業、それから経済対策、そういうふうなことをですね、職員が一生懸命アイデアを出しながらですね、取り組んできたというふうな結果が、
令和2年、
令和3年、そして
令和4年も今取り組んでおりますけれども、そういうふうな
事業に反映されているというふうな考え方でおります。限られた職員の中で、いかに住民の生命、財産、そして
生活基盤を安定させるための
事業に取り組むかというのは、やはり職員が一生懸命頑張ってきてくれた結果だと、私はこのように考えておりますので、決して消極的だとは考えておりません。必要な
事業に一生懸命取り組んだ結果だと考えております。 以上でございます。
○
議長(
岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。
◆6番(仁科英麿君) 〔
登壇〕 2年、3年が大幅に上昇してるというのも、
コロナが入ってきてるんで全く分からないんですけど、正直なところね。で、職員の側から見ると非常に
事業が増えて、だから行政としては積極だったんですと言うんですが、これはちょっと後ろに向いた意味の積極ですから、もうちょっと前向きのところもやる余地はなかったんかなあと。で、これはそういうふうに積み増しも増えるし、さっきも言ったように30億円を今度積めば、越えることになる、去年の結果でも普通
会計で26億円ということですから、トータルでやっぱり財政に少しは余裕が出てるということなのか、そうではないということなんでしょうか。少し今後は緩めていいのか、私は緩めたらいいんじゃないかと思って補正でも聞いてるし、またこう言ってるんです。特に、土地
基金なんかを使ってやれるところは、土地を買うところは支出じゃないですから、消費的な支出じゃないですから、どんどん積極的にいったらいいじゃないかというふうに思うんですが、それらを含めてですね、やっぱりこの
決算を見たら少し余裕が出てきたと私は感じるんですが、
町長の目から見たらやっぱり相変わらず引き続いてこう締めていかなきゃいけないということなのか、どういうふうにお感じになられとるか伺いたいと思います。
○
議長(
岡村咲津紀君)
加藤町長。
◎
町長(
加藤泰久君) 〔
登壇〕
令和3年度の
里庄町財政健全化審査意見書、これ監査委員さんのほうからいただいているんですけれども、総合意見として、国の示す基準から見ると、健全な財政の範囲にあると認められるが、今後も引き続き安定的な財政基盤を維持するよう努めること、こういうふうに指摘をいただいております。安定的な財政基盤、これがやはり町の財政運営をする上で非常に重要な部分になってこようかと、このように考えております。一時的にですね、
基金が積み上がったからといって決して気を緩めることはなく、必要な部分については投資は行ってまいります。また、基盤整備のほうも行ってまいりますし、福祉についてもこれからも
予算は必要になってこようかと思いますが、やはり常に気を緩めることなく財政運営をしていく必要があるかと思います。 さらに、今までと状況が大きく違っているのは、今インフレがすごいスピードで進んでいるということでございます。これがいつまで続くのかが分からない。これから、それこそ住民生活がどのようになってくるのか分からないし、税収についても非常に不透明な部分もある。で、町も
事業を進めていく上で、この物価高がどれだけ財政が必要になってくるのか、例えば光熱水費であるとか、原材料費であるとか、いろいろな部分が全て関係してまいります。そういうふうなことを考えるとですね、やはり安心というふうなことはなかなか申し上げることはできない、そういうふうなことでですね、
事業もしっかり吟味をしながら進めていかないといけないというふうに思います。確かに物価が上がる前に、しっかりそういうふうな投資をしておいたほうがいいんじゃないかというふうなこともあろうかと思いますけれども、やはり
事業を執行していく上で必要になってくるのは、やっぱりマンパワーでございます。やっぱり職員の状況も考えながら、何回も言いますけれども、緊急性や重要性を考えて
事業を選択していく必要がある。で、
事業を進めていく上で必要なのが、安定的な財政でございます。そういうふうなことで、今まで議員さんのほうから安定的な財政、しっかりした財政基盤をつくるようにというふうなご指摘も受けておりますので、そういうふうな考え方はやはり基本として守ってまいりたいと思います。 以上でございます。
○
議長(
岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。
◆6番(仁科英麿君) 〔
登壇〕 確かに財政の安定がまず第一ですから、おっしゃるとおりだと思うんです。ですから、余裕が出たからといってですね、消費的な経費、あるいは人件費、そういうところを手を抜いちゃいけないと。昨日定数の話がちょっとありましたけどね、これも安易に増やしちゃいけないと思うんです。やっぱり臨時の
会計年度職員のところでやりくりをしていく、それからやっぱり事務の効率化が大切だ。効率的にですね、やっていく、そういうところは心がけていただきたいと思いますが、投資的経費については、インフラ整備はですね、将来にわたる投資ですので、これはさっきもおっしゃられたとおりね、状況がいいときに早くやっとくと、補助金が多い、借金も金利が安い、あるいは物価も安い、このときにできるだけやっぱり積極に取り組んでいく、特にさっきもちょっと申し上げたように、土地の購入なんかはシャンですからね、それはいいものがあったらもう機を逸さずに土地資産に変えていくということですから、機動的にやっていただいたらなあと。職員のね、いろんな制限があるからあれですが、いい知恵をどんどん職員も出してもらうようにですね、そしてどんどん積極にやるところはやっていただきたいなという希望でございます。 もう一点は、国保
会計のこの繰り出し、もうこれもさっきと重複するんですが、ちょっと詳しくここで数字並べさせてもらいますが、平成3年度ですね、これは平成3年度から1人当たり約1万円国保税を減額しますということでスタートしました。で、総額ではたしか2,300万円減額になったという説明であったと思います。それだけ減税したにもかかわらず、この
決算書の258ページですけど、
財政調整基金にやっぱり436万9,000円積み増しになっていると。それで、
財政調整基金が3億5,392万8,000円になったわけですね。 それから、左側の257ページですけど、しかも2,743万5,796円の黒字になっているということでございます。これがまた4年度への繰越しとして来ている。それで、さっき話しましたように、
基金からの繰入れを減らしたり、
一般会計からの繰入れを少し減らすという
予算書が出ていたと思うんですけど、地方交付税の額を上回るこの繰入れ、7,806万8,000円、これは229ページに載ってるんですが、繰入れをしてるわけですが、これは地方交付税の額をむしろ若干上回っております。で、そういう大きな繰入れをして、ここに3億5,000万円減らそうとしたけど、やっぱりまた
基金が増えるような結果になり、また
予算残も生じて、翌年度にも繰り越しているというような結果ですから、さっき言ったように、補正はもう
一般会計からの繰入れを減らすべきだということを申し上げてるんですね。仮に、この2,000万円繰入れを減らせば、
一般会計で使えば、恐らく補助金や起債なんか使えば、投資的経費として使ったら5,000万円以上の
事業ができただろうというふうに思います。上手に使えば1億円できたかもしれないというようなことでありますので、できるだけそういう観点からここは締めていったらどうかなということでございます。これはさっきと繰り返しになるんですけど、
決算のとこでもう一回繰り返して伺ったということで、以上の2点についてご意見を賜ればと思います。
○
議長(
岡村咲津紀君)
加藤町長。
◎
町長(
加藤泰久君) 〔
登壇〕 国民健康保険の特別
会計決算について、仁科議員が補正との引き続きみたいな形で、交付税の考え方について仁科議員の考え方をお示しをいただいたと、このように受け止めております。 国保
事業の運営協議会の
会議のほうで、仁科議員もこの資料をお持ちだと思うんですけれども、
令和3年度の実質単年度収支はマイナスの500約70万円となっております。これについてはですね、税率を下げたとか、そういういろいろな要因があると思うんですけれども、実質単年でいけば、
令和2年度に比べて減ってきているというふうなところがあります。 で、一方でですね、歳出のほうでございますが、医療費については10割で見てみますと、
令和2年度に比べて105%というふうな状況になっておりまして、8億7,402万2,000円というふうなことで、対前年度で5,000万以上伸びているというふうなところでございます。実際にですね、医療費はこれから伸びていくというふうなところもありますし、それからあと被保険者もですね、だんだんこう減ってきているというふうなところもございます。国保税収も入ってこなくなってくる一方で、医療費もこれからどんどん伸びていくというふうな状況の中で、ある程度やっぱり
基金はですね、持っておく必要があるのではなかろうかなというふうなことを考えております。交付税算入分について、国保
会計への繰り出しについては、先ほど来お考えをお示しいただいておりますので、そういったことはですね、先ほど申しましたように、一つの考えとして、手法として賜りたいと、このように考えております。 また、国保の
決算について、詳細については
予算決算委員会のほうで説明さしていただきたいと思いますので、私の答弁は以上でございます。
○
議長(
岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。
◆6番(仁科英麿君) 〔
登壇〕 もう終わりにしようかと思いましたけど、やっぱり確認をしておきたいんですが、やっぱり余裕があるからということも頭に置きながら、3年度は1人1万円、トータル2,000万円強ですね、減税をしますということでスタートしたけども、若干確かに単年度では赤字になってますけど、前年の繰越がありますから。やっぱりまた積み立てて、かつ繰越しが2,700万出てるということですよね。それを頭に置いてだけじゃないかもしれませんが、
コロナ対策ということで、今年単年度、またさらにプラスして1人1万円、合計2,000万円ほど減税をしていると。で、これによって何が起きているかいうと、後期高齢者とですね、国保との比較をすると、もう後期高齢者のほうは5割高いと、だから74歳から5歳になったらぽんと年7万円が11万円になりますとかね、非常にアン
バランスを生じたと。国保だけが安いという格好になってますね。社会保険と比べても結構国保は安い状態に今あるというようなこと。しかも、県内見ても
里庄は安いということで、そこまで、これはそれぞれ1年限りなり3年度限りですからね。だけども、その中で3億5,000万たまってるんですから、そこは崩していったらいいじゃないか、何かあったら困るんだと言うけれどもですね、そういう状況になったときは当然国として考えるべきところは考えるでしょうし、それはそのときは町から繰入れしてでもやっていかなきゃいけないんですが、この
基金にたまってるということは、もうそれは多いほうがいいということは言えるけれども、やっぱりある程度
バランスを見ていくべきじゃないかという意味であります。そういう意味で、もうよろしくお願いしたいと、見解の相違というところがあると言われりゃそれまでですが、見解の相違じゃないと思うんです。これは財政運営の基本であり、またもう一回言いますがね、国の指導としたらそういう繰入れはしないようにと言ってるわけですよ。そこを考えていただきたいと思います。 以上ですけど。
○
議長(
岡村咲津紀君) ほかに
質疑はございませんか。 3番仁科千鶴子君。
◆3番(仁科千鶴子君) 〔
登壇〕 失礼します。
議案第51
号令和3年度
里庄町
一般会計の
決算について、総括
質疑のほうをさしていただきます。 いろんな方から、いろんな議員の方からお話があって、それも踏まえて聞きたいとこが少しだけありますので、いただければいいと思います。
一般会計のこの
決算を見ましたら、本当にすばらしいものだなと、実質の収支
決算のほうが3億8,086万円という形で繰越しという形になっておりますけれども、それがいろんなところの
基金に積み込まれ、もう今までずっと言われてた、
加藤町長言われてました、
財政調整基金を10億円という目標というものをいつも立てられて頑張られてたんじゃないかなというのは思います。 で、今回は
開発基金とか、いろんなところにもされています。
基金は、私が入った頃は
基金が減ってどうするんだ、破綻するんじゃないかと、わあわあわあわあ私も一緒になって言っておりましたけれども、今の
令和3年度のこの大きい増といった理由っていうのは、やりたい
事業、やらないといけない
事業を残したんではないか、この3億まで増になるんであれば。そのあたりをどういうふうに受け取られているか、それと
コロナであり、いろんな
イベントがなくなってしまいました。ですので、そういう影響も多々あるのか、そのあたりをお聞かせください。
○
議長(
岡村咲津紀君)
加藤町長。
◎
町長(
加藤泰久君) 〔
登壇〕 仁科議員の
質疑にお答えをいたします。 やりたい
事業ができなかったのではないか、
コロナでそういったことが影響が出たのではないかというふうな内容だったと思います。
コロナの影響は非常に大きかったと思います。いろいろな
事業が中止や延期になったというふうな背景もございますし、一方で
コロナの
交付金を使っていろいろな
事業ができたというふうなことも考えています。例えば、教育施設ですね。小学校のトイレの改修であったり、それから公民館のトイレの改修、それから体育館のですね、エアコンの設置であったり、いろいろなところにお金が使えたというふうなことがございます。本来ならば一般
財源を使ってやらなければならない、
一般会計を使ったらできなかった
事業もそういったことに利用することができた、そういうふうなところでですね、一般
財源がこう残ったというふうなことが今回の
基金のプラス要因の一つにはなっているんかとは思います。 それとですね、やはり税収の
確保に一生懸命職員が、
コロナ禍の中であっても取り組んでくれたというふうな、これ非常に地道な作業でございますけれども、やはり収納率を維持継続してきた、できるだけ伸ばそうと努力してきたというふうなこともあります。さらには、ふるさと納税、ある意味藤井風さんの効果というのは非常に大きかったけれども、そういった追い風をですね、しっかり受けれるような返礼品のメニューをたくさんつくったというのは職員の頑張りであったかと、このように考えております。いろいろなその要因が重なってですね、
基金は積み立ててくることができたとは思います。 やりたいことができなかったのではないかというふうにおっしゃられますが、やりたいことはできませんでした、全てがね。でも、そういった中でやらなければならないことについては一生懸命職員頑張ってくれたと思います。町の
事業だけではなくて、町の
財源は必要、できるだけしないように、国や県へ交渉しながら町のインフラにつなげていってくれた。農林
建設課のほうはですね、一生懸命国や県と交渉してですね、しっかりそういった
事業、国や県の
事業でまちの安全・安心の基盤をつくるように頑張ってくれたというふうなこともあります。いろいろな課がですね、それぞれアイデアを出しながら、協力をしながら頑張ってくれたと、そういった結果が今回の
決算に表れていると、このように考えております。 先ほど仁科英麿議員もおっしゃられましたけれども、
財政調整基金は
決算剰余金の2分の1以上を積まなければならないという財政法上の制約ありますので、それ以上のものは積み立てているようにしておりますけれども、そのほかの
基金については、これから将来必要になってこようと思うものに重点的に配分をしていったというふうな考えでございます。 以上でございます。
○
議長(
岡村咲津紀君) 3番仁科千鶴子君。
◆3番(仁科千鶴子君) 〔
登壇〕 はい、印象的な言葉だったと思います。やらなければならないことは全てやったと。だけど、やり残した
事業はあるという形でありました。ですので、一生懸命された結果が出たのと、やはり
コロナのやはり追い風があったと、言い方が悪いです、ですけれども、風君効果と、そういったものが全てが重なって、これだけのものが
基金に
積立てとかにできたのかなと。いい流れです。で、経常収支の比率見ましても80.2%、前年度から比べると、前年度が85.2%でした。何かもう5%近く、それが、比率がよくなったというのはもう劇的なのかなという感じはします。で、柔軟になった、財政の弾力性が出たということですので、4年度に向けて今は補正を組みながらやっておりますけれども、やはりその途中であっても、いろんなことを優先順位をつけていかれると思うんですが、今
基金の話が出ました。
開発基金とかにも積み立てており、で、補正でも積み立て、そういった形で行っておりますけれども、
財政調整基金は10億を目指してますと言われましたけれども、いろんな
基金で、やはりこの
基金、
開発基金、
教育施設整備改修基金、このあたりをどのぐらいまでを目指し、どういう
事業をこの後展開を思って、これからためていかれるのかをお聞かせください。
○
議長(
岡村咲津紀君)
加藤町長。
◎
町長(
加藤泰久君) 〔
登壇〕
基金をどれぐらいためていくかというのはなかなか申し上げにくい。必要な
事業をやって、最終的に
決算剰余金が出たらそれに積み立てていくというふうなことが基本的な考え方なので、
基金の額をこれだけにするから
事業を調整していくというふうな考え方は今のところ持っておりません。 で、
財政調整基金は非常に自由に使えるお金なので、そういったことは先ほど来申し上げておりますように、
災害、いざというときのためのもので、一時的にこれはどうしてもやらなければならない
事業があって、ほかの
交付金とかそういうふうなものを活用しても足らない、そういうふうなときには
財政調整基金は使っていく必要があろうかと思います。それから、
教育施設整備改修基金については、文字どおりですね、学校教育であるとか社会教育、そういうふうな施設の整備、それから備品、大型備品ですね、そういうふうなものをするときにはですね、そういった
基金も活用していく必要があろうかと思っております。
開発基金は、やっぱり下水道
事業であるとか道路、それから水路でありますとか、そういうふうな基盤整備に資する
基金でございますので、そういうふうなものにも計画的に積み増していかなければならない。ですから、その年度年度の
事業によって減ったり増えたりはしますけれども、ある程度のものは財布の中に入れておかないと
事業はできないと考えております。で、
減債基金もですね、やっぱり常に何億っていうふうなものは持っておく必要があろうかと思っておりますので、一時的にこう税収がどんと下がってもですね、返すべきものは返していかないといけませんので、そういうふうなものにもやっぱり積み立てておく必要があろうかと思います。 いずれにいたしましても、住民生活に直結する基盤整備であるとか、あと
災害をあらかじめ予防するためのものであるとか、そういうふうなことには計画的に
予算配分をしていかなければならないと考えております。 あとですね、やはりこの前も申し上げましたけれども、これから高齢者福祉にお金がかかってまいります。それから、今地域公共交通
会議でですね、そういうふうな計画をつくっていっておりますので、そういうふうな、ある意味ソフト的なことにもお金が必要になってまいります。さらには、子供の子育て関係にもやはり必要なところにはお金を入れていかなければならない。いろいろなところで、これから
財源が必要になってまいりますので、そういうふうなときのために将来に向けて必要なものは整備していきながら、必要なものは将来に向けて残しておく、そういったことも考えています。 もう一つですね、やはり
事業を進める、サービスを提供するためには、やはり職員が要ります。職員もですね、じゃあ足らなくなったからそんときに採用すればいいやっていうふうなことではなくて、計画的にですね、採用してスキルアップをしておかないと、いざというときにはなかなか活躍いうんですか、能力を発揮できないと思いますし、現時点でも、それこそ働き方改革というのもあります。職員の健康もやっぱり考えながらですね、そういうふうないろいろなことをこう将来に向けて計画しながらですね、
一般質問の中でもお答えをさしていただいたようにですね、定数の見直し等もこれから提案さしていただけたらと、このように考えております。 いずれにしてもですね、一番大切なのは安定的な
財源がないといけないということ。それから、きちっと基盤整備をしないといけないということ、で、延長線上にあるのは住民の方にいかに満足をしていただけるかというふうな行政サービスが提供できるか、そういうふうな基盤や体制をつくっていくことが一番必要であると考えておりますので、そういうふうなことを念頭にですね、職員が一丸となって行政の運営に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。
○
議長(
岡村咲津紀君) 3番仁科千鶴子君。
◆3番(仁科千鶴子君) 〔
登壇〕
町長のお気持ちが本当によく分かりました。で、あとはやはり人は財産だと思っております。ですので、大きな財産をやはり的確なときに増やすじゃなくって、やっていくべきかなと。 で、いろんな議員からお話が出ました。で、これだけのものをつくり上げたんであれば、今後、やはりもう少し緩めるべきではないかと。もう少しやるべきではないかと。それは私も思います。締めるだけではいけない。やはりそのあたりをもう一度、短くで結構ですので、ちょっと範囲を広げながら、できるのかどうかだけをお聞かせください。
○
議長(
岡村咲津紀君)
加藤町長。
◎
町長(
加藤泰久君) 〔
登壇〕 緩めるというのが、財政を緩めるというふうなことなんでしょうか。
そこら辺がちょっと私はよく分からないんですけれども、職員はですね、財政規模に応じて一生懸命
事業を取り組んできています。で、さらに大規模な
事業がこれからいろいろ控えておりますし、今までできていなかったけれども、こういうふうなところの改修はしなければならないよねとか、そういうふうなところがありますので、そういうふうな必要なことについては
財源を充てていきますが、先ほど来申しておりますように、緊急性と重要性を勘案しながら、これから今後、社会の経済情勢がどうなってくるのかというふうなことも常に念頭に置きながら、慎重にやる必要があろうかと思っております。 それから、
事業を進めていく上で必要になってくるのはお金と人です。そして、やっぱりね、人をいかにこう
確保して育てていくかっていうふうなことが、これから2年、3年ではなくて、5年、10年先の
里庄町の行政にとっていかに大切なことかというふうなところでございますので、ある意味人材投資というんですか、そういうふうなことは必要に応じて取り組んでまいりたいと、このように考えております。
○
議長(
岡村咲津紀君) ほかに
質疑はございませんか。 2番佐藤耕三君。
◆2番(佐藤耕三君) 〔
登壇〕 2番佐藤耕三です。 私は、今日本当は総括
質疑をする予定ではなかったんですけど、今同僚議員の話を聞いた中で一つだけ聞きたいんですけど、
町長、今回
基金ためました。その中で、やりたいことはできなかった、ただやるべきことはやったと言われました。その中で一つ聞きます。
コロナが発生したわけですけど、拡大しました。その中で、私を含め何人かの議員も町独自のPCR検査とかはできないのかなという、
一般質問等でもやらしていただきましたけど、それについて、あのときにやっておけばよかったなとか、もっとほかに
コロナ対策としてやるべきことができたんじゃないのかなっていうものがあれば、もしあればお伺いします。
○
議長(
岡村咲津紀君)
加藤町長。
◎
町長(
加藤泰久君) 〔
登壇〕 検査体制の確立というふうなことについては、佐藤議員さん含めてほかの議員さんからもご提案をいただきましたが、PCR検査をしてですね、その後どのようにつなげていくかというふうなところですね。で、PCR検査っていうのはその時点の結果は出ますが、その2日後、3日後、いつの時点でその検査結果が出たことによって全部状況が変わってきますよね。そういう意味で、やはりそういうきちんとした検査体制、その後のフォローが確立している、今の県が行っている、国が行っているやり方が、私は一番混乱が少ないし、保健所や医療機関の負担を軽減する意味で妥当ではなかったかというふうな判断をいたしました。ですから、検査体制の確立については、確かにそういうふうな考え方はあるなと思いましたけれども、町独自の検査体制の確立は、町ではする必要はないのかなというふうなことを考えて、実施しておりませんでした。ですから、今の体制が、国や県がもっと市町村でやってくださいよとか、そういうふうなことがあればですね、それはやる必要があろうかと思いますし、ただ町のほうで取り組んだのは、例えば学校の先生であるとか、保育園の先生であるとか、学童の指導員さんであるとか、そういうふうな方が濃厚接触とか、そういうふうなリスクが高まったときのために、抗原抗体キットは購入をして、必要なときには実施をいたしました。そういうふうなところについてはやったんですけれども、広く一般、全体的にですね、PCRの検査については実施しなかったというふうな状況でございます。
○
議長(
岡村咲津紀君) 2番佐藤耕三君。
◆2番(佐藤耕三君) 〔
登壇〕 私PCR検査ということで限って言っていたんですけど、それ以外にもしあのときに何かできることがなかったのかなあとか、今の時点でPCR検査以外のことで何かあります。もし、なかったらそれでいいんですけど、あのときもうちょっとこれが。私も今、どういうものができるか分かりませんで、前PCR検査につきましては、やっぱし今も
町長言われたように、タイムラグがあるからなかなか難しいんだというふうなことであり、私もそうなのかなあっていうようなことも思います。だけど、あのときにもし、私は今なかなか、あれを今の時点でやればよかったないうのはなかなか思いつかないんですけど、執行部の
皆さんの中でもう少しあのときこういったことができることがあったんじゃないのかないうんがもしあれば、もしなければないでいいです。やるべきことは全てやったんだというんなら、それでいいですけど、もしあれば。
○
議長(
岡村咲津紀君)
加藤町長。
◎
町長(
加藤泰久君) 〔
登壇〕 いろいろなご意見はあろうかと思いますが、
里庄町としてはできる限りの対策は取ってきたと、このように考えております。また、町民の方も一生懸命要望について頑張っていただけたと、このように考えております。
○
議長(
岡村咲津紀君) 2番佐藤耕三君。
◆2番(佐藤耕三君) 〔
登壇〕 町もやるべきことはやったということで、またこれから増えてますので、またありましたらね、町単独でできることがありましたら、
予算のほうある程度ありますので、ぜひその辺のところもやっていただければと思います。 以上です。
○
議長(
岡村咲津紀君) ほかに
質疑はございませんか。 7番眞野博文君。
◆7番(眞野博文君) 〔
登壇〕 失礼いたします。7番眞野でございます。 総括
質疑する予定じゃなかったんですけども、先ほど
町長の答弁で、積極的ではありませんでしたと、っていうのは、
令和元年度と比べ14億円、歳出総額なんですけども、多く使いましたということで言われたんですが、その理由は
コロナ関係ですということで簡単に一言で片づけられたんです。内容のほうも幾らか見さしてもらったんですけども、ただこの14億円全てが
コロナの関係で使ったわけじゃありませんので、これを聞いたもし町民がいれば、これ勘違いすると思うんです。まず、そこを訂正していただくか、それか新型
コロナの関係で実際は幾ら使ったのか、その数字を積み上げたのを正確に教えていただきたいと思います。 私がちらっと見た範囲で言えば、岡山県西部衛生施設組合の処分場関係だけでも1億5,000万使ってます。それからあと、焼却場でも2,421万、それと先ほどから言われてますけど、ふるさと納税が大幅に増えて、これ9,200万ほど使ってます。それとあと、
災害の情報伝達整備
事業でも、これは前年度からの残りの1,775万使ってて、これだけ積み上げただけでも3億ほどになるじゃないかなと思うんですけど、14億円
コロナに使ったわけじゃありませんので、
そこら辺の答弁をお願いしたいと思います。
○
議長(
岡村咲津紀君)
加藤町長。
◎
町長(
加藤泰久君) 〔
登壇〕 私の答弁なんですけれども、私の記憶でいけばですね、仁科議員が消極的ではないかというふうに言われたので、いや、決して消極的ではありませんよと、以前の
決算と比べてこれだけ増えていますというふうなことで、確かに眞野議員さん言われるように、
令和元年度の
決算と比べてですね、14億円増えてるのが全て
コロナではございません。ただ、そういった中で、やはり
コロナ関係の
決算っていうのは、
令和2年、
令和3年ともやっぱり増えてきているというのは、やっぱり全体的な
決算が増えたっていうのはどうしても
コロナの関係が出てくると。で、それについてですね、職員は当然それを
事業として実施しないといけないわけですから、それは消極的ではありませんというふうな意味で言わしていただきました。 で、確かに眞野議員さんおっしゃられるようにですね、今まで
令和2年、
令和3年の
決算の中にはですね、組合
事業、これからやろうとする
事業についての負担金等も当然入ってきております。そういうふうないろいろな要因が重なってですね、それだけの額が増えてきておりますけれども、我々としては、職員としては
コロナ関係の
予算もしっかり活用しながら、積極的な意味も含めてですね、消極的ではないというふうに答弁をさしていただいたところでございます。誤解を招いたという点は、それは訂正をさしていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。
○
議長(
岡村咲津紀君) 7番眞野博文君。
◆7番(眞野博文君) 〔
登壇〕 失礼いたします。
町長が言わんとすることは理解できたんですけども、ただ
コロナ関係で14億円というふうに、それだけを切り取って聞いた方っていうのは、
コロナで14億円も使ったのかっていうふうになるんで、ただ通常の
予算でいけば、先ほども言われてましたけど、30年度が44億1,280万、その前も44億ですよね、その前が45億、43億、41億、恐らく通常何もなければ
里庄町では44から45億で済むはずだったものが、元年度では使ったのが63億3,188万、これは
災害の関係のいろいろ施設でお金を使ってるからだと思うんですけども、
そこら辺がね、まず実際増えたのが全て
コロナってふうに思っちゃうと、これまずいので、それとこれも、これ委員会のほうでいろいろ尋ねればいいんですけども、本来であれば、先ほど
町長も言われてましたけども、
コロナっていうメニューがあったから、それを使ってやったものとしているのが、どこだったかな、庁舎とか教育施設のトイレ改修であったりとか、空調設備、これ老人福祉センターの空調設備とか、小・
中学校の体育館の空調設備、まだほかにもあるんですけども、これだけでも結構な金額使ってるんで、そういったメニューがあれば、自主
財源使ってするよりもとにかく持ち出しが少なくなるんで、しっかりそれ活用していただくことについては問題ないんですけども、町民として接種
事業であったりとかするのと違いますんで、きちんと、大ざっぱじゃなくってきちんと説明のときにはしていただきたいと思います。これ
質疑いう形にはならなかったんですけども、これで終わります。
○
議長(
岡村咲津紀君)
加藤町長。
◎
町長(
加藤泰久君) 〔
登壇〕 総括
質疑ということで、大枠で説明をさしていただきましたが、今後きちっと説明ができるようにいたします。 以上でございます。
○
議長(
岡村咲津紀君) ほかに
質疑はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
岡村咲津紀君)
質疑なしと認めます。 これをもって総括
質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 本案については、
会議規則第39条第1項の規定により
予算決算委員会に付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
岡村咲津紀君) 異議なしと認めます。よって、
議案第51号から
議案第59号までの9件につきましては、
予算決算委員会に付託することに決しました。 以上で本日の
日程は全部議了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 なお、次回は9月16日午前9時半から再開いたしますので、よろしくお願いいたします。
皆さんご苦労さまでした。 午前11時35分 散会...